2011年11月21日月曜日

11月21日 今日は床工事と壁工事です

11月21日、今日は床工事(フロア貼り)と壁工事(胴縁を打つ準備)です。
まずは、今日の打合せ。
どういう作業をするのか、設計担当の樋口、施工担当の中川と棟梁の馬場さんとで確認です。



やり方が決定したら、さっそく作業です。
今日の学生は3人。
作業工程が少し遅れているため、3人それぞれ役割を分担し、作業を進めます。

壁工事担当は馬場さんのご指導の下で中川、樋口が担当。
土壁の上に胴縁を打ち、さらに石膏ボードを打つ予定なので、
胴縁を打てるように、まず壁をはつります(少しずつ削ります)。
ちなみに胴縁(どうぶち)とは壁を打つための下地部材のことで、
およそ1尺(303mm)か1.5尺(455mm)間隔で打っていきます。

まずは、中川がはつる箇所に線を引き、カッターで切りこみを入れます。


そして樋口がその線に沿ってひたすらはつります。


すると、壁がしましま模様に。


ここに胴縁を打っていくのです。
さて、壁がどんどん縞模様になっていく一方、石神は海老名さんの主導で床工事。

新しく合板を貼る箇所の施工です。
まずは畳受け(畳と床の境に打つ木材)をつくります。
長さをはかって部材を切り、


カンナで削ります。


カンナはふつうのカンナ、2枚刃が入った大きいカンナ、(名前忘れましたが)小さいカンナ、そして電気カンナの4つを巧みに使い分け、部材をつくっていきます。
カンナを使えるようになるのはすごく修行がいるそうで、
プロの方の削りくずは向こうが透けて見えるほど薄いんだそうです。
さすが「職人」です。

カンナの技術に感動している間に畳受けが出来ました。
さっそく床(フロア)をはっていきます。
サブロク(3×6尺)板くらいの合板が届くのかと思いきや、届いてみるとフローリングみたいなやつ。
予想外でしたが、サンダーをかければ塗装が出来るということで、いざ床貼り。

床板を柱にあわせて切り、


貼っていきます。


海老名さんの手にかかれば微調整もあっという間です。


さっき出来たばかりの畳受けと床板の高さを調整して、畳受けをビスで打つと、


あとはひたすら床貼り。
前回までの床貼りと同じ要領で貼っていきます。
そこからは石神が担当。

個室A(奥の部屋)が終わると、続いて個室B(手前の部屋)、キッチンと作業を進めます。
あともう少しで終わるというところで残念ながらタイムリミット。
今日で終えたいところでしたが、大工さんに残業して頂くわけにもいかないので続きはまた明日。

明日は床工事を完了させると同時に、
壁のはつり作業を全て終わらせ、できれば胴縁を打ち終わることが目標です。

工事のあとは、瓦を頂きに行きました。
瓦は屋根の修理に使うのではありません。
既存の駐車場が今後は庭としても、駐車場としても使えるように、タイヤがくる場所に瓦を埋めるのです。
きこりになろう2011で間伐のご指導を頂いた林家兼木工職人の薦田さんのご紹介で
同じく糸島の木工職人である木工家具のアコーディオンの神武さんから大量の瓦を頂きました。
また神武さんからは土間に置くミニキッチンのシンクも頂きました。
本当にありがとうございました。



瓦は予想以上に重くて大変で、最後の最後にすっかり疲れてしまいました。
それではまた明日!明日もご安全に~



(石神)

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