2011年12月29日木曜日

もちつきになろう2011年末

みなさんご無沙汰してます。
石神始め、M2メンバーが論文モードへ入ったので、すっかりブログの更新が遅れてしまいました。

昨日は、きこりになろうでお世話になった糸島市林業研究クラブがもちつきをするとのことで、
論文も一休みしてもちつきに行ってきました!!



まずは下準備。林研会長の吉村さんの農園で採れたもち米を玄米のまま蒸します。
玄米餅は粘り強く、胃にも優しいんだそうです。
その間、石の臼はお湯で温めておきます。


始めは餅つき機である程度まで、つきます。これがないと、大変すぎます。
なにせ、今日は20個以上の餅をつくんです。。。

そして、いよいよ杵(きね)と臼(うす)で搗(つ)きます。
はじめはふたりで、最後はひとりに相の手がついて、ひとつの餅をつきあげます。


久しぶりお会いする林研の方々。
きこりの時は本当にお世話になりました。
さすが「きこり」のみなさん。力強い!!


最年長の副会長手塚さんもつきます!!
本当にお元気。でもあまり無理しないでください。。。

最年少中川も人生初の餅つきに挑戦!!



。。。。。。。。。。。。。。。いつも通りのへっぴり腰です。


そうこうしているうちに、搗きあがったら、小さく丸めて台の上に並べていきます。


すごい数の餅がつきあがりました。
工事以来、久しぶりに体を使ってへとへとな一日でした。
でも、お土産におもちも貰って、大満足でした。これで良い年が迎えられそうです。
林研のみなさんありがとうございました。




この一年、皆さんには本当にご迷惑をおかけしましたが、
無事、糸家の竣工式を迎えることができました。本当にありがとうございました。

それから、メンバーのみんな。こんなリーダーに一年間ついてきてくれて、本当にありがとう。
これから頑張って、みんなで卒業しよう!!

みなさんも良いお年を。
(中川)

2011年12月19日月曜日

12月18日 竣工式―終わりという名のはじまり―

12月18日、今日は糸家の竣工式です!
竣工式に備え、最後の掃除を行うべく朝早く到着した事務局メンバー一同。

いつも通り糸家に入ってびっくり。


昨日帰るときにはなかった照明が設置されていました!

というのも昨日の夜、電気業者さんが夜遅くまでかかって照明やコンセントの設置を行って下さったのです。

しかも、店にある在庫を一部無償で提供して頂いたのです。
本当にありがとうございました。

昨日までなかった照明が設置され、事務局一同ハイテンション!
糸家がグッと完成に近づいたような気がしました。



つかの間の感動タイム…のあとは現実に戻り、竣工式の準備に励みます。
土間を水で流してたわしで磨いたり、


窓を拭いたり…


お隣の空き家ではお客さんにふるまう予定の蕎麦を打ったり!


急ピッチでそれぞれ準備が進みます。

竣工式開始時間が迫り、ようやくだいたいの準備が終わるころ、
代表の中川は小屋にこもって緊張の面持ちで最後のプレゼン練習…


と思いきや、いつのまにかテレビカメラに取材されていました!笑


一方、糸家の外にはポツポツとお客様が糸家に集まりはじめました。
早めについた皆さんは待ち切れずに庭から糸家の中を覗かれていました。


開始時間の13時が少しだけ過ぎ、
用意した20脚の椅子では足りずに土間から溢れるほどたくさんのお客さんが集まったところで、
いざ竣工式開式!!


式としては、まず学生代表の中川からこれまでのプロジェクトの経緯を写真とともに紹介した後、これまでお世話になった方の御紹介、御来賓の方のあいさつを経て、糸家のお披露目というような流れ。

空き家を提供して下さったオーナー様、これまで工事でお世話になった方々、糸家の近所に住むたくさんの地域住民の方、地元選出の糸島市議員さん、なんと糸島市の松本市長まで祝福に駆けつけて頂きました!!


たくさんのお客さんの祝福の声や頂いた品々に皆さまの大きな期待を感じると同時に、
その期待にしっかりと応えられるのか不安を感じ、
でもとりあえず今日という日を迎えられて少しほっとしたような複雑な気持ち。。。
そんなことを思っているとあっという間に式は終わり、懇親会。

間伐から製材まで、糸家竣工にあたりとてもとてもお世話になったトンカチ館の手塚さんの乾杯の音頭で

「乾杯」


これまでお世話になった方々、これからお世話になる方々へのご挨拶に代表は大忙し。


一方、
隣の空き家では蕎麦職人と化した当プロジェクト発起人・糸島市の渡辺課長が蕎麦の準備に大忙し。


渡辺課長特製の手打ちそばを来て頂いた皆さんにふるまって頂きました。


楽しい時間はあっという間に過ぎ、
帰られるお客さんにはオーナー様から頂いた紅白餅、地元議員さんから頂いた紅白餅、市長から頂いたみかんをおみやげにお渡しながら改めて感謝の気持ちを伝えました。


全てのお客さんが帰られると、事務局と入居者、渡辺課長でしばし休憩。
あたたくておいしい蕎麦に舌鼓。


その後、片付けも一段落すると、
さっきとは打ってかわりすっからかんになった糸家でまた少しだけゆっくり。


12月18日、糸家は無事に竣工式を迎えましたが、実はまだ工事は終わっていません。。。
まだ建具や本棚、ウッドデッキ、家具など未完成な部分が残ります。
また工事が未完成なだけではなく、入居者と結ぶ予定の正式な契約内容もまだ検討中で、入居者の方を不安にさせてしまっていることも事実です。

ということでもちろん明日から本当の竣工に向けて工事再開!といいたいところですが、
工事のメンバーは年明けに修士論文提出や就職活動等を控えているため、
しばらく工事をお休みしようと考えています。
そして論文を提出し、入居者が入居を予定している2月中旬までの数週間でまた工事を再開する予定です。

糸島空き家プロジェクト事務局の勝手な都合で入居者をはじめ、関係する皆さまに多大なるご迷惑をかけてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいですがご理解の程よろしくお願いします。

本当に竣工した際にはこれまでお世話になった皆さま、いつもブログを読んで下さる皆さま、ご近所の方々など糸家の完成を楽しみに待っていらっしゃる方を改めて糸家に招待したいと思っておりますので、それまで楽しみにお待ちください!

11月12日の着工式からほとんど毎日糸島に通い続け、
竣工1週間前は1日の寝る時間以外のほとんどを糸家で過ごし、
通りすがりの小学生や地域の方々とも少しだけ顔見知りになれたのに、
明日からしばらく糸島に来ないと思うとなんだかとてもさみしいですが、
工事再開するその日まで、メンバー各自、論文や就活に励みたいと思いますので、
そちらも応援よろしくお願いします!

それでは長くなりましたが、また次のブログでお会いしましょう。



石神

12月11日 家具作りイベントのはずが…

今日は昨日に引き続き、SHOKUNINになる冬―家具作り編―!




のはずが、体調不良等による参加者の相次ぐキャンセルにより参加者1人。。。
なんとも残念。

ですが、その唯一の参加者は昨日唯一の男性参加者であり、糸島空き家プロジェクト常連さんの彼。


ということで、まずは昨日作りかけで終わってしまっていた椅子の続き。
木材の端材を組み合わせて椅子の座面をつくります。

2日目ということで、作業内容はすでに習得済み。
あっという間に座面が出来ていきます。


昨日作っておいた椅子のあしにボンドとビスケットで座面をくっつけるともう完成は目前!
乾燥を待ちます。

その間に、昨日終わらなかった残りの作業再開です。

「1週間後の18日に竣工式をやる!」という嘘のような事実を受けて、
参加者の彼とトンカチ館の手塚さん、手伝いに来て下さった木工房moqu cOmoの薦田さん、石神の4人で昨日の楽しいイベントとは一転、効率を重視した作業分担を行っての椅子づくりへ。


そろそろ片付け…という時間にはこんな風景に。

おかげで制作予定16脚の全てが座面制作の一歩手前まで完成しました!
まったく予想していなかった展開です。
というのも竣工式を1週間前に控えているにも関わらず糸家の工事が大幅に遅れていたので、
工事を優先させ、家具はイベント終了後は少しお休み…と考えていたのです。

まさかこんなに進むとは思ってもいませんでした!!嬉しい想定外!!
朝一でボンドをつけて乾燥を待っていた椅子も、夕方にはすっかり乾いていました。
座る部分は角があったら危ないということで、手塚さんに面をとって頂き、
最後に全体にサンダー(電動のやすり)をかけて完成です!!!


素敵な椅子がようやく1脚出来ました^^
竣工式には忘れずに持って行ってみなさんに披露しようと思いますので、お楽しみに!!


今日も1日お疲れさまでした~

石神

2011年12月17日土曜日

SHOKUNINになる冬―家具作り編―

だいぶブログの更新が遅くなってしまいました。
楽しみにされていた方すみません…

さて、先週の週末はトンカチ館で家具作りを行いました!
体調不良等の理由で残念ながら来られなくなってしまった方が多く、
今日の一般参加者は6人。
でもそのほとんどがSHOKUNINになる冬リピーターの皆さん。
主催者としては嬉しい限りです。

そんなことを思いながら、いざ家具作りスタート。
今日のスタッフは石神と瓜生のみ。
というのも空き家での工事が遅れていて、大半のスタッフは現場での作業です。

いつもは代表の中川の仕切りの下、石神が豚汁をつくるというような感じだったのですが、
急遽イベントの仕切りが石神に、そして瓜生が豚汁係。
とても不安なスタートです。

何はともあれ、まずは本日の職人さん、トンカチ館の手塚さんをみなさんにご紹介。


トンカチ館はそもそも間伐材を利用した木工品の制作や開発を行っているところ。
ということで、手塚さんから簡単に現在の森の様子や何のために間伐が必要なのか、
また間伐の種類についてなどのレクチャーをして頂きました。


みなさん真剣に聞き入っています。
その後簡単に木材の性質についてのレクチャーを行った後に、いよいよ家具作りへ。

家具と一言で言っても色々とありますが、今週末のイベントでは椅子を作ります。
糸家が完成したら土間には椅子16脚とテーブルを3つ置く予定なので、
その椅子をつくるのです。

どういう椅子かといいますと…こんなイメージ↓


イベント参加者の皆さんに椅子をただ作って頂くのではなく、より楽しみながら、
また参加者の皆さんの個性が光るように、
さらには製材時に余る端材をうまく利用したいというスタッフの思いが込められているデザインです。

デザイン案を簡単に説明した後は、手塚さんから制作の仕方について教えて頂きます。


写真の手前に見えるのは、石神が試しに前日に制作してみたものです。
まだ座面もなく、40センチ四方のボックスなので大きめですが、なかなかいい感じでしょ!?

椅子づくりのレクチャーが終わる頃には時すでにお昼。
ということで毎回恒例となっている豚汁&おにぎりを頂きます。


そしておなかいっぱいになったところでいよいよ今日のメイン、椅子づくりスタートです。
まずは椅子の足になる部分を作ります。
材料はもちろん自分たちで製材した材。イベント前に数日間かけて製材しました。



まずは釘を打つ場所にしるしをつけて、



ドリルで穴をあけます。


そして材と材を組み合わせてボンドと釘で接着します。
このとき板がずれないように2人1組で慎重に。


四隅で同じ工程を繰り返すと、1つの四角形が出来ます。


次に釘を打った場所を隠す作業。
穴にボンドを詰め、


「ほぞ」のような木材を詰めます。その木材ももちろん自分たちでつくります。


穴につめて、


 ボンドが乾いたら、はみでた部分をノコでカット。


これで一箱目が完成。これを3つ作ります。


3つ出来たら、次はそれをつないで一つの大きな箱にします。
使うのはビスケットという材料。その名の通り、お菓子のビスケットにそっくりな集成材。


まずは専用の機械でビスケットをいれる穴をあけます。


穴はこんな感じ。


一辺に2か所、計8個の穴をそれぞれの材にあけたら、


ボンドをたっぷりつけて2つの材をくっつけ、万力で固定したらあとは乾燥するのを待つのみ。
高さが40センチになるように3つをくっつけるとイスの足が完成です。

本来はここまでを午前中にやる予定だったのですが、
石神の力不足により、これでほぼ1日が終わってしまいました。。。

が、参加者のみなさんにイスの作り方一通り体験して頂けたので良かったのではないかなー
と思いながら帰路に着くのでした。

最後に参加者の皆さん、寒い中来て頂いてありがとうございました!
また手塚さんご指導ありがとうございました。