2011年11月30日水曜日

11月30日 土間の壁工事と小屋工事

糸屋の工事が始まって約一ヶ月。
今週末の漆喰塗りイベントに向けて、急ピッチで土間の工事が進みます。


各々自分の部分を決めて、作業を進めます。
土間の中で所狭しと動き回ります。



土間のテーマは、入居者自ら挙げてくれた「街の縁側」
その実現に向けて、私たちは土間の中にひとつの小さな小屋を作ることにしました。


さあ、これは何を作っているところでしょう。

2011年11月29日火曜日

iTOPが糸家に来ました!!

今日の工事も終わり、いつも通り掃除が終わったころ、
iTOPが糸家にやってきてくれました。


土間に畳を敷いて、即席の応接間に。


模型を使ってのプレゼン。

実は第二弾プロジェクトの打合せなんです。
まだ公開できませんが、詳しくは、また今度のお楽しみです。


iTOPと話をしていると、ご近所の親子が自転車で、大きな柿を3つ持ってきて下さいました。

夕方、糸家の前でけがをしていた女の子を手当てしてあげたお返しに、わざわざ寄ってくれたんです。

糸島の人って本当にあたたかい。
そう思い直した夜でした。


夜の糸家もいいですねぇ。

(中川)

11月29日

今日もきのうに引き続き、ボードを貼っていきます。

今日は糸島空き家プロジェクトの発起人である糸島市の渡辺さんが工事のお手伝いに来て下さいました!


そして途中にはFM FUKUOKAで日曜の9時半から放送されているぶらり糸島というラジオの方が取材にいらっしゃいました。

放送は12月11日の9時半からだそうです!是非お聞きください~

同時に今日はトンカチ館で製材も。
方立(戸の両側に打つ細長い板)や小屋の柱・梁などを製材しました。

工事が遅れ気味なので、急ピッチで作業を進めます。
ただし、休憩は忘れずに。


寒かったり、温かかったりと最近は変な気候ですが、
体調を崩さないようにしっかり自己管理し、また明日からも頑張りましょう!

2011年11月28日月曜日

11月28日 今日はようやくボードを貼りました!

連日の胴縁貼りもほぼ終わり、今日はいよいよ土間にラスボードを貼ります!

ラスボードとは表面に穴がいっぱいあいた石膏ボードのことです。
土間の壁は漆喰をぬる予定なのですが、穴がいっぱいあいてボードを貼ることで
漆喰の付着を良くするのです。

まずはラスボードを打つために墨出し!
既存の壁の上からラスボードを打つので、分かりやすいように胴縁の位置に印をつけます。


そして幅木を打ちます。
幅木とは壁の1番下に打つ帯状の材で、壁の保護をする材です。


隅の部分は材を45度に切って突き合わせる「トメ」
大工さんの技が光ります。


幅木を打ち終わったらいよいよラスボード。
ラスボードは3×6板(畳と同じ大きさ)なので、壁にあわせて何枚も継ぎ足していきます。


みんな一生懸命。
ラスボードを固定するために大まかに釘を打つ人、釘をひたすら縦に打つ人、横に打つ人。
役割分担すれば早い早い!


一方、外では海老名さんが鴨居をつくっています。


トンカチ館で製材した材に引き戸をおさめるための溝をつくるのです。
溝切りカンナという機械を使って、溝をほっていきます。
ただの角柱があっという間に鴨居になりました~

ボードもだんだんと貼りあがっていきます。



16時になったところで今日の作業は終了。
それではまた明日!





2011年11月27日日曜日

11月27日 壁工事が続きます。

今日は糸家で壁工事の続きです!

トンカチ館でだいたいの寸法で製材した材を、
現場に運び、一つ一つ打つ場所にあわせて微調整。


胴縁はもちろん、
それだけでなく見切り板を打ったり、


敷居をつくったり。


そろそろ土間に置く予定の小屋もつくらないといけませんが、


まだまだ壁工事は続きます。



2011年11月25日金曜日

11月25日 今日は製材です

今日はトンカチ館で製材です
幅木や土間に設置予定の小屋になる材料を製材します。

予め少し厚めに切っていた材を自動カンナにかけ均一の厚みにしていきます。
使うのは自動カンナ。


ハンドルを回して厚みを調整し、


機械に材を入れると


あっという間に均一の厚みに製材された材が出来るのです。
あまった時間で丸太を板に製材する作業も行いました。

トンカチ館での作業も、みんなもう慣れたものです。
あっというまに丸太が板材へ。

時間になったことなので今日の作業は終了!
続きはまた明日です!

それではまた明日~

2011年11月24日木曜日

11月24日 今日は新しい壁をつくるための土台づくりです

今日は空き家で工事する組とトンカチ館で製材する組に分かれて作業を行いました。
まずは、空き家で大工さんに一か所一か所確認・相談しながら
鴨居や廻り縁など壁をつくる際に必要になる部材の大きさを決めていきます。



それを電話でトンカチ館(製材)組に報告。
するとその大きさに製材してくれるというような感じ。

部材の発注が終わると、空き家では新しい壁をつくるために柱を立てて胴縁を打つ作業。
まずは壁をつくるための柱を準備。
以前、古民家協会の方から頂いた古材にカンナをかけて再利用します。
長さが足りない場合は木を接いでつくります。

ノコギリとノミを使ってほぞを作り、ビスを打てばあっという間に長い柱の出来あがり。
どやっ!


海老名さんから良い顔頂きました~^^

さて、できた柱はさっそく設置します。
柱を置く場所に印をつけたら、床を柱の大きさにノミで切り欠いて…


柱を立てます。
そして柱が垂直になるように上から重りをぶら下げて確認。
糸と柱が平行になったらビスで柱を固定…
のはずが、柱が少し傾いていて平行になる気配なし。
仕方なく壁(石膏ボード)が垂直に貼れるように微調整して固定しました。


同時にトイレでも壁を立てるための土台づくり。


そしてキッチンでも…


トイレもキッチンもあと少しのところで作業終了の時間に。
明日と明後日は大工さんが別の仕事があるので、空き家での工事はお休みしてトンカチ館での製材です。
今日の続きはまた日曜に。

工事も終わり、片づけをしていると
近所に住んでいる女性の方が私たちの工事の様子を見に来て下さいました。
この方は先日、石神が伊都祭で糸島空き家プロジェクトのブースを出展していた際に訪ねて下さった方なのですが、
空き家のすぐ近くにお住まいということで遊びに来て下さったのです。
しかも寒さに震える私たちに温かいアメリカンコーヒーとおいしいパンやみかんを持って。


温かすぎるお心遣いに中川&石神、二人して恐縮しっぱなしでした。
本当にありがとうございました。

私たちが工事をはじめて2週間くらいが経ち、
地域の方の顔も少しずつですが分かるようになりました。
また、通りすがりに中を気にしていかれる方もたくさんいらっしゃいます。
糸家の完成はとてもとても楽しみですが、工事が終わるのは少しさみしかったり…
そんなことを考えながら今日も帰路に着くのでした。




(石神)

11月23日 胴縁を打ちました

今日はあいにくの雨ですが、もちろん工事。

昨日に引き続き、胴縁を打ちます。
各自で場所を担当し、ひたすら胴縁打ち。



既存の土壁部分へ全て胴縁を打ち終わると、次は新設する壁をつくるための胴縁を打ちます。


これまで土間から部屋の1番奥まで丸見えだったのですが、
ここに壁をつくることでガラっと風景が変わりそうです。

2011年11月22日火曜日

11月22日 今日も床工事と壁工事です

今日も昨日に引き続き、床工事と壁工事です。


なんと、今日は入居者の福井くんも手伝いに来てくれました~!

床工事はあと少しだったので、最初にさっとやってしまいました。
1時間も経たないうちにキッチンの床が完成。


これで個室Bの押入れ上部に新設する床以外はすべて床工事が完成です。

続いては壁工事。
まずは昨日に引き続き、ひたすらはつる!


はつる!


そしてはつり終わったところから順に胴縁を打っていきます。 
胴縁は、打つ場所にあわせて長さをはかり、


しるしにあわせて切り、


そして打ちます。
まずは、大工さんがお手本。




そしてそれを真似して学生もひたすら打ちます。



その数ざっと数えただけでも80本以上。
そして、横だけではなく縦にも胴縁を入れなければならないのですが、
学生たちはうっかり…忘れていました。

本来なら縦に2本胴縁を打ってから、その間に長さをあわせて横の胴縁を打つのだそうですが、
先に横を打ってしまったため、その間に1本1本縦の胴縁を打っていかなければならなくなってしまいました…
結局自分たちで自分たちの作業を増やすことに。
明日もひたすら胴縁を打つことが決定しました。。。

次のイベント「SHOKUNINになる冬―漆喰塗り編―」までおよそ約1週間。
それまでにやらなければならないことがたくさん。
この1週間がふんばりどころのようです。

寒さがだいぶ厳しくなってきましたが、明日からまた頑張りたいと思います!
それではまた明日~





2011年11月21日月曜日

11月21日 今日は床工事と壁工事です

11月21日、今日は床工事(フロア貼り)と壁工事(胴縁を打つ準備)です。
まずは、今日の打合せ。
どういう作業をするのか、設計担当の樋口、施工担当の中川と棟梁の馬場さんとで確認です。



やり方が決定したら、さっそく作業です。
今日の学生は3人。
作業工程が少し遅れているため、3人それぞれ役割を分担し、作業を進めます。

壁工事担当は馬場さんのご指導の下で中川、樋口が担当。
土壁の上に胴縁を打ち、さらに石膏ボードを打つ予定なので、
胴縁を打てるように、まず壁をはつります(少しずつ削ります)。
ちなみに胴縁(どうぶち)とは壁を打つための下地部材のことで、
およそ1尺(303mm)か1.5尺(455mm)間隔で打っていきます。

まずは、中川がはつる箇所に線を引き、カッターで切りこみを入れます。


そして樋口がその線に沿ってひたすらはつります。


すると、壁がしましま模様に。


ここに胴縁を打っていくのです。
さて、壁がどんどん縞模様になっていく一方、石神は海老名さんの主導で床工事。

新しく合板を貼る箇所の施工です。
まずは畳受け(畳と床の境に打つ木材)をつくります。
長さをはかって部材を切り、


カンナで削ります。


カンナはふつうのカンナ、2枚刃が入った大きいカンナ、(名前忘れましたが)小さいカンナ、そして電気カンナの4つを巧みに使い分け、部材をつくっていきます。
カンナを使えるようになるのはすごく修行がいるそうで、
プロの方の削りくずは向こうが透けて見えるほど薄いんだそうです。
さすが「職人」です。

カンナの技術に感動している間に畳受けが出来ました。
さっそく床(フロア)をはっていきます。
サブロク(3×6尺)板くらいの合板が届くのかと思いきや、届いてみるとフローリングみたいなやつ。
予想外でしたが、サンダーをかければ塗装が出来るということで、いざ床貼り。

床板を柱にあわせて切り、


貼っていきます。


海老名さんの手にかかれば微調整もあっという間です。


さっき出来たばかりの畳受けと床板の高さを調整して、畳受けをビスで打つと、


あとはひたすら床貼り。
前回までの床貼りと同じ要領で貼っていきます。
そこからは石神が担当。

個室A(奥の部屋)が終わると、続いて個室B(手前の部屋)、キッチンと作業を進めます。
あともう少しで終わるというところで残念ながらタイムリミット。
今日で終えたいところでしたが、大工さんに残業して頂くわけにもいかないので続きはまた明日。

明日は床工事を完了させると同時に、
壁のはつり作業を全て終わらせ、できれば胴縁を打ち終わることが目標です。

工事のあとは、瓦を頂きに行きました。
瓦は屋根の修理に使うのではありません。
既存の駐車場が今後は庭としても、駐車場としても使えるように、タイヤがくる場所に瓦を埋めるのです。
きこりになろう2011で間伐のご指導を頂いた林家兼木工職人の薦田さんのご紹介で
同じく糸島の木工職人である木工家具のアコーディオンの神武さんから大量の瓦を頂きました。
また神武さんからは土間に置くミニキッチンのシンクも頂きました。
本当にありがとうございました。



瓦は予想以上に重くて大変で、最後の最後にすっかり疲れてしまいました。
それではまた明日!明日もご安全に~



(石神)