2011年12月17日土曜日

SHOKUNINになる冬―家具作り編―

だいぶブログの更新が遅くなってしまいました。
楽しみにされていた方すみません…

さて、先週の週末はトンカチ館で家具作りを行いました!
体調不良等の理由で残念ながら来られなくなってしまった方が多く、
今日の一般参加者は6人。
でもそのほとんどがSHOKUNINになる冬リピーターの皆さん。
主催者としては嬉しい限りです。

そんなことを思いながら、いざ家具作りスタート。
今日のスタッフは石神と瓜生のみ。
というのも空き家での工事が遅れていて、大半のスタッフは現場での作業です。

いつもは代表の中川の仕切りの下、石神が豚汁をつくるというような感じだったのですが、
急遽イベントの仕切りが石神に、そして瓜生が豚汁係。
とても不安なスタートです。

何はともあれ、まずは本日の職人さん、トンカチ館の手塚さんをみなさんにご紹介。


トンカチ館はそもそも間伐材を利用した木工品の制作や開発を行っているところ。
ということで、手塚さんから簡単に現在の森の様子や何のために間伐が必要なのか、
また間伐の種類についてなどのレクチャーをして頂きました。


みなさん真剣に聞き入っています。
その後簡単に木材の性質についてのレクチャーを行った後に、いよいよ家具作りへ。

家具と一言で言っても色々とありますが、今週末のイベントでは椅子を作ります。
糸家が完成したら土間には椅子16脚とテーブルを3つ置く予定なので、
その椅子をつくるのです。

どういう椅子かといいますと…こんなイメージ↓


イベント参加者の皆さんに椅子をただ作って頂くのではなく、より楽しみながら、
また参加者の皆さんの個性が光るように、
さらには製材時に余る端材をうまく利用したいというスタッフの思いが込められているデザインです。

デザイン案を簡単に説明した後は、手塚さんから制作の仕方について教えて頂きます。


写真の手前に見えるのは、石神が試しに前日に制作してみたものです。
まだ座面もなく、40センチ四方のボックスなので大きめですが、なかなかいい感じでしょ!?

椅子づくりのレクチャーが終わる頃には時すでにお昼。
ということで毎回恒例となっている豚汁&おにぎりを頂きます。


そしておなかいっぱいになったところでいよいよ今日のメイン、椅子づくりスタートです。
まずは椅子の足になる部分を作ります。
材料はもちろん自分たちで製材した材。イベント前に数日間かけて製材しました。



まずは釘を打つ場所にしるしをつけて、



ドリルで穴をあけます。


そして材と材を組み合わせてボンドと釘で接着します。
このとき板がずれないように2人1組で慎重に。


四隅で同じ工程を繰り返すと、1つの四角形が出来ます。


次に釘を打った場所を隠す作業。
穴にボンドを詰め、


「ほぞ」のような木材を詰めます。その木材ももちろん自分たちでつくります。


穴につめて、


 ボンドが乾いたら、はみでた部分をノコでカット。


これで一箱目が完成。これを3つ作ります。


3つ出来たら、次はそれをつないで一つの大きな箱にします。
使うのはビスケットという材料。その名の通り、お菓子のビスケットにそっくりな集成材。


まずは専用の機械でビスケットをいれる穴をあけます。


穴はこんな感じ。


一辺に2か所、計8個の穴をそれぞれの材にあけたら、


ボンドをたっぷりつけて2つの材をくっつけ、万力で固定したらあとは乾燥するのを待つのみ。
高さが40センチになるように3つをくっつけるとイスの足が完成です。

本来はここまでを午前中にやる予定だったのですが、
石神の力不足により、これでほぼ1日が終わってしまいました。。。

が、参加者のみなさんにイスの作り方一通り体験して頂けたので良かったのではないかなー
と思いながら帰路に着くのでした。

最後に参加者の皆さん、寒い中来て頂いてありがとうございました!
また手塚さんご指導ありがとうございました。



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